天草オリーブ園は
九電工が運営している
直営農園です。
温暖な気候を活かした農業や、豊かな水産資源を活かした漁業が行われているため、天草には美味しいものがたくさん。
また、自然景観、南蛮文化やキリシタンの歴史など、多くの観光資源にも恵まれています。
2007年1月「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」がユネスコの世界遺産暫定一覧表に登録され、その後2012年6月「天草の﨑津集落」が構成資産に選ばれた後、2018年7月に世界文化遺産に登録されました。
九電工は1944年の創業以来、地域を元気にする為に九州各地で各地域に根差した事業展開を行っています。
地域に密着した事業展開を志す当社は、安心・安全な食の「生産(一次)」「加工(二次)」「流通・販売(三次)」を通じて、九州の一次産業の更なる発展に寄与すべく、全国・海外までを視野に入れた、6次産業への挑戦を行い、新たなビジネスモデルを構築することで社会に貢献します。
手間と時間をじっくりかける。
天草の美しい海を望む道を車でしばらく走った後、高台に向けて登ること数分。小高い丘の中腹に私達の天草オリーブ園は広がっています。
天草オリーブ園AVILOは完全国産オリーブの栽培を目指した農園です。園にあるオリーブ達は10品種、敷地面積は広々とした約1.8ヘクタール。全面的に土壌改良をし、平成22年春に本格的にオリーブ栽培を始めました。園自体の歴史は浅いですが、国産オリーブにかける情熱は伝統ある農園にも負けていません。
イタリアからコンサルタントを招いて伝統の栽培方法を学びつつ、天草の自然に合ったオリーブの育成方法を日々研究しています。
手間と時間をかけた手摘みにこだわるのも、敷地内に搾油所を持ち24時間以内の搾油にこだわるのも、国産ならではの新鮮さを皆様にお届けしたいからです。
イタリアの技術と日本の技術の融合。
天草オリーブ園AVILOの自社農園では、上質なオリーブ作りの実現に励んでいます。
また、何十年もの間、地元天草で農業に携わり、天草特有の気候を熟知した農家の方々が、その洗練された技術と知恵を持ち寄って「天草でしか採れない」上質なオリーブ作りに取り組んでいます。
果実を傷めない手摘み。
オリーブの本場ヨーロッパの一部地域では、オリーブの樹を揺らしてオリーブ果実を落とす収穫方法が採用されています。 オリーブの樹はそれほど背丈は高くありませんが、それでもオリーブ果実が地面に落下した際、果実を傷めてしまいます。
傷んだオリーブ果実は酸化が進み、元来含まれる抗酸化成分が失われていきます。 当農園では、オリーブ果実を傷めることなく収穫するために、手間と時間をかけた「手摘み」にこだわっています。
24時間以内に搾油。
オリーブも他の果実と同様に、時間が経てば経つほど酸化していきます。酸化が進行すると、オリーブは自らが持つ抗酸化力を使って、酸化の進行を遅らせようとします。そうなると、搾油後のオリーブオイルの抗酸化力が弱まってしまいます。
そのため、私たちは自社オリーブ農園内に搾油場を設け、オリーブ果実の収穫から24時間以内に搾油できる環境を整えています。なぜならオリーブのちからをオリーブオイルに最大限に凝縮するためには、オリーブ果実自体の鮮度がとても大切だからです。
熊本県天草市で初めてオリーブの栽培が試みられたのは昭和40年(1965年)頃。
天草は日照時間が多く、冬は暖かく夏は比較的涼しい地中海性気候の島(すでにオリーブで有名な小豆島と同じですね!)。オリーブの本場・イタリアの気候にとてもよく似ているということでオリーブ栽培を始めたのですが、当時はグレープフルーツなど輸入物の物珍しい柑橘類が出だした頃で、収穫まで時間がかかるオリーブは柑橘ブームに惨敗。オリーブ栽培は衰退してゆきました。
しかし近年、オリーブオイルが日本で普及し、馴染み深いものになっていくにつれて、国産オリーブの産地として天草が再び注目されるようになりました。天草では現在、県や市、地元企業、そして天草の自然と長年親しんできた地物農家の方々が一丸となって「オリーブの島 天草」のさらなる発展のために頑張っています。
沿革
2010年2月 | 熊本県天草市の自社オリーブ園にて栽培を開始 生産・加工・販売までの一貫したビジネスモデルの確立に挑戦し新しい地域社会貢献の形として事業を開始 |
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2011年10月 | 天草オリーブ園内にオリーブ搾油場の建設 イタリア製のオリーブ搾油機導入 |
2011年9月 | AVILO_FUKUOKAが福岡市中央区大名にオープン |
2010年~2012年度 | 3年間の栽培及び試験加工等を行い、事業本格化に向けたパイロット事業を実施 |
2013年 | 「AVILO(アビーロ)」ブランド設立 |
2013年10月 | 福岡店を岩田屋本店 本館地下2階に移転 |
2014年7月 | 天草市の自社オリーブ園を体験型オリーブ園としてリニューアルオープン 同時にブランド名「天草オリーブ園AVILO(アビーロ)」変更 観光客の誘致による地域活性化の実施 |
2020年 | 開園10周年 |